SSブログ

ブリティッシュ・フォークのミューズたち-その2 ペンタングルとフェアポート・コンヴェンション [ブリティッシュ・フォーク]

(シリーズのタイトルを変更させていただきました)

1967~68年にデビューしたペンタングルとフェアポート・コンヴェンションという2つのグループは、いずれも女性ヴォーカルをフロントに立てたブリティッシュ・フォーク・グループだが、そのアイディアはアメリカのジェファースン・エアプレインのようなサイキディリックなロック・グループにあったらしい。

67~8年というと、ぼくのなかでは『サージェント・ペパーズ』から『マジカル・ミステリー・ツアー』の時期であり、それは同時にサンフランシスコのヘイト・アシュベリーを中心にしたサマー・オヴ・ラヴの季節でもあった訳だ。

ポップス~ロックの大きな潮流の中心には『サージェント』と『MMT』があり、それを取り巻く周辺にはサイキディリック、サマー・オヴ・ラヴ、ヒッピー・ムーヴメント、ヴェトナム反戦、ラヴ・アンド・ピースなどのいくつもの渦。
スコット・マッケンジーが「サンフランシスコに行くのなら髪に花を飾って」と歌った西海岸にはグレース・スリックを擁したジェファースン・エアプレインやジャニスのいたビッグ・ブラザー&ホールディング・カンパニーのようなロック・バンドがあり、そして英国にはペンタングルとフェアポート・コンヴェンションがいてブリティッシュ・フォーク、エレクトリック・トラッドの新しい波が生まれ始めていた。

    
    (グレースとジャニス)

今考えるとすごい時代だったわけだ。

今回はそのペンタングルとフェアポートの代表作といわれている『Basket of Light バスケット・オヴ・ライト』 と 『UNHALFBRICKING アンハーフブリッキング』という2枚のアルバムを紙ジャケで紹介しよう。

   

ペンタングルは女性ヴォーカルのジャッキー・マクシーに、バート・ヤンシュ、ジョン・レンボーンという2人の超絶ギタリスト(ほかにシタールやバンジョーも)、ダニー・トンプスンのベースにテリー・コックスのドラムスという5人組。
Basket of Light』は69年リリースの第3作で、プロデュースはザ・フーでも名高い(悪名高き?)シェル・タルミーという、最高傑作に挙げる人も多い1枚だ。

全体の雰囲気はトレイダー・ホーンにくらべるとかなりストイック。
70年代のジャズ喫茶でよく見られたような、薄暗いテーブルの片隅でひたすら自分の世界に入り込みながら耳を傾ける(?)というような聴きかたが似合うかも(笑)。
しかしジャッキーのヴォーカルにだけ耳を奪われずに、ジャズ・テイスト溢れるベースとドラムスの強力なリズム・セクションに乗って2本のギターが縦横無尽に暴れるペンタングルの世界という聴きかたを間違えなければ、それは静謐でありながら非常にスリリングであり、透明でありながら色彩感溢れる、ブリティッシュ・フォークのひとつの到達点を示すグループという評価に納得がいくと思う。

いきなり重心の重いドラムスとウッド・ベースのアンサンブルに生ギター2本が絡み、そこにジャッキーの独特の浮遊感溢れるヴォーカルが印象的な「Light Flight」でアルバムは幕を開ける。
清澄なジャッキーのヴォーカルにジョンのシタールがオリエンタルなムードを添える「Once I Had A Sweetheart」や、中世の音楽を思わせるコーラスが圧倒的な「Lyke-Wake Dirge」なども美しいが、アルバムの白眉はやはり「The Cuckoo」と「House Carpenter」という2つのバラードだろう。
The Cuckoo」では、ゆったりとしたワルツ・タイムに載せてテリー・コックスのグロッケンシュピール、2本のギター、ダニーのベース、それぞれがジャッキーのヴォーカルとデュエットのように寄り添い、その美しさは筆舌に尽くしがたいものがある。
House Carpenter」ではバートのバンジョーとジョンのシタールがじつにもの悲しい雰囲気を出していて、いつまでも飽きることがない。

アーサー王の伝説に材をとったといわれる「Hunting Song」も、ジャッキーとジョンのヴォーカルのバックで、まるでスコット・ラファロのように暴れまくるダニーのベースがすごい(褒めすぎかな^^;)。

   

紙ジャケはコーティングのないE式のシングル・スリーヴで20ページの解説・歌詞・対訳つきのブックレット以外は何も付属していない。
レーベルもCD用のカスタム・レーベルのようだ。

さてフェアポート・コンヴェンションの『UNHALFBRICKING』も同じく69年リリースの3rdアルバム。
メンバーはサンディ・デニーのヴォーカルに、リチャード・トンプソン(g)、サイモン・ニコル(g)、アシュリー・ハッチングス(b)、マーティン・ランブル(ds)という布陣で、ペンタングルほど派手ではないが、その分滋味溢れる演奏になっている(←そんなまとめでいいのか?)
初代ヴォーカリストで、脱退後にトレイダー・ホーンを結成するジュディ・ダイブルにくらべると、サンディのヴォーカルは存在感があって、一説ではジュディの脱退は解雇に近かったといわれるのもうなずける。

まずオープニングの「Genesis Hall」からその美しさにこころ打たれる。
2本のギターによる印象的なイントロから、ゆったりとしたワルツ・タイムに乗ってサンディの瑞々しいヴォーカルが流れ出すと、もう唯一無二の孤高の世界が広がる。
そしてディランの「If You Gotta Go, Go Now」をフランス語に移し変えて歌われる「Si Tu Dois Partir 二人のわかれ」は、このあと正式なメンバーになるデイヴ・スウォーブリックのフィドルがじつに愉しい雰囲気を出している。
3曲めの「Autopsy」は5/8拍子、8/8拍子、6/8拍子というように入れ替わるリズムに載せて、もの悲しいメロディの流れる珠玉のバラード。
そしてエレクトリック・トラッドの端緒となったといわれる「A Sailor's Life」へと、つづいていく。
この曲はデイヴのフィドルとリチャードのE・ギターがインプロヴィゼイションを繰り広げて全体としては11分を超える演奏になっており、その後のフェアポート・コンヴェンションのスタイルを決定づけるものとなった。

リチャードのスライド・ギターが軽快なロック・ナンバー「Caujan Woman」につづいて、内省的なサンディのヴォーカルにE・ギターが絶妙のオブリを聞かせる「Who Knows Where the Time Goes?」もため息が出るほど美しいナンバーだ。
そして再びディランのナンバーから「Percy's Song」。
ワルツ・タイムに載せてヴォーカルとコーラスが絶妙のバランスを聞かせるだけでなく、スコットランドのトラディショナル・ソングのような響きのアコースティック・ギターとエレクトリック・ギターのアンサンブルも見事だ。
最後はマンドリンがいい味を醸しだす愉しい「Million Dollar Bash」で幕を閉じる。
(その後にボートラ2曲あり)

紙ジャケはこちらもコーティングのないE式のシングル・スリーヴで16ページのCDオリジナル・カラー・ブックレットがついている。
日本語の解説は歌詞の対訳がついていないのが残念だが、island レーベルを忠実に復刻しているところは好感が持てる。

   

ジャッキーもサンディも、ガール・ポップのうきうきと弾むお気楽さはないが(すみません、ガール・ポップ否定論ではないのですがうまい表現が見つからず…)、女声ヴォーカルならではの瑞々しい美しさを湛えた音楽を聞かせてくれる。


nice!(0)  コメント(22)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 22

MORE

私にとってのペンタングルはSweet Childが最初でした。
デパートの特設会場で行われていた輸入盤バーゲンで見つけたのが2枚組のSweet Childでして、2枚組で確か1300円とかいう値段につられて(苦笑)ジャケ買いしたのでした。
当然その当時は超絶技巧のツイン・ギタリストのことなんぞ知りもしませんでした…
というわけで個人的にはブリティッシュ・フォークに関してはペンタングルが「基本」として刷り込まれてしまったのでした。
おかげで、フェアポートまでは手が回りませんでしたが、後にサンディー・デニーやR.トンプスンなどは聴くようになりました。
両者共それぞれ個性があるのですが、私はジャジーでスリリングな演奏が聴けるペンタングルに軍配を挙げます。
Sweet Childのリマスター2枚組はお薦めです。
ブリティッシュ・フォーク界の中でその他お薦めの女性シンガーはJune Taborと最近ならKate Rusbyです。
Juneは孤高のシンガー、Kateはメアリー・ホプキンの再来(?)のような透明感あふれる美声の持主です。
うーむ、今回もトレーシーの時以上に盛り上がりそうかな?
by MORE (2006-07-19 23:28) 

hamakaze_ataru

遼さん、こんばんは。
グレース&ジャニスの写真から始まったけど、フェアポートで来ましたね。ちょっと予想してました!!サンディ・デニーに変わってからのフェアポートは確実に売れましたからね。トレダー・ホーンに比べると華ありますからね。でもサンディ・デニーのその後の人生ってなんか悲しいですよね。ジャニスとは違う悲しさがあります。
以前、土曜朝のPバラカンの番組でリチャード・トンプソンがブリちゃんのカバーした音源流してたのが笑えました。
by hamakaze_ataru (2006-07-20 00:10) 

Refugee

遼さん

お~この紙ジャケ再発されたんですね~
どちらも素晴らしいアルバムで、まさに名盤というにふさわしいものですね。
実に的確なレビューに、うんうんとうなずきながら読ませていただきました。

もっとも私、Pentagleで一番好きなのはファーストですし、Fairportで一番好きなのはWhat We Did On Our Holidaysだったりするんですが。(どちらもUKオリジナルの音質がすさまじい 笑)
ちなみに、UnhalfbrickingのCDで使われているレーベルは、RCにはその赤目玉がファーストプレスのレーベルって書いてあるんですが、確かUK盤では見つかってなかったと思うんですが(ドイツ盤にはありますが)。
by Refugee (2006-07-20 00:19) 

nowatts

ジャッキーとサンディー、私にとってはこの二人は女性ボーカルの「最終兵器」です(しょうもない表現ですいません)。どっちか選べと言われれば(誰も言ってないって)やはりサンディーでしょうか。なんせ去年イギリスで彼女のソロのオリジナルLPを3枚もゲットできたので、バイアスかかってます。もったいなくてなかなかトレースできませんがジャケット眺めているだけで幸福な気分になります、はい。バンドとしてみるとペンタングルもフェアポートもびしびしメンバーも音楽性も変わっていくわけですがその時代ごとに面白みを発見できるというところが素晴らしい。今もジャッキーさんはPENTANGLEを引っ張ってますし、フェアポートも毎年CROPREDY FESTIVALというお祭りで現フェアポートだけでなく元メンバーも集結してます(最近はいまいち揃いが悪いようですが)。まあ、一番現役然としているのはリチャード・トンプソンですね。去年出た彼のLIVE・DVDは凄くよいです。
by nowatts (2006-07-20 00:38) 

parlophone

MOREさん、どうもです。

ぼくは『Sweet Child』は聴いたことないですね~。
ストイックな上に2枚組!(笑。
でもチャールズ・ミンガスの曲も入ってるみたいだし、今度紙ジャケ見つけたら買ってみようかなあ^^

>June Taborと最近ならKate Rusbyです

ジューン・テイバーは名前は聞いたことありますが、ケイト・ラズビーってまったく知りません。
でもメアリー・ホプキンの再来ってすごく惹かれますね。
今回も貴重な情報、ありがとうございました!
by parlophone (2006-07-20 01:06) 

parlophone

大安さん、どうもです。
やっぱり読まれてしまいましたか~(笑。
まあ王道ですからねっ!

>サンディ・デニーのその後の人生ってなんか悲しいですよね。
>ジャニスとは違う悲しさがあります

確かに。
交通事故でしたっけ?
それとも自宅の階段から落ちた?
ちょっと忘れてしまいましたが(←調べろよ^^)
これから心機一転ってとこでプツリと人生が終わってしまうって、本人も周りも無念ですよね~。

>リチャード・トンプソンがブリちゃんのカバーした音源

ぎゃ~、聴いてみた~~~い(笑。
by parlophone (2006-07-20 01:10) 

parlophone

Refugeeさん、ごめんなさい。
この紙ジャケは再発ものではなく2003~4年にかけてリリースされたものです。
今まで紹介したことがなかったので(2003年にはまだサイトさえ立ち上げてなかった…笑)、今回記事にしました。

>Pentagleで一番好きなのはファーストですし、
>Fairportで一番好きなのはWhat We Did On Our Holidays
>(どちらもUKオリジナルの音質がすさまじい 笑)

わお、いいなあ~。
ぼくもいつかUKオリジナル、聴いてみたいです。

>赤目玉…確かUK盤では見つかってなかった

そうなんですか!
すごい勉強になります。
じゃあユニヴァーサルは見込みでレーベル作っちゃったんですね(笑。
by parlophone (2006-07-20 01:16) 

parlophone

nowattsさん、どうもです。

>なんせ去年イギリスで彼女のソロのオリジナルLPを3枚もゲットできた
>もったいなくてなかなかトレースできませんがジャケット眺めているだけで
>幸福な気分になります、はい

いやあ、わかりますよ~。
ぼくも『RUBBER SOUL』のErnest D. Jayのピカピカのマト1や、『REVOLVER』もマト1をGETしたときは、もうニヤニヤしっぱなしで、でもなかなかターンテーブルには載っけられませんでした(笑。

>リチャード・トンプソン…去年出た彼のLIVE・DVDは凄くよいです

へえ、そうなんですか~。
機会があったら見てみたいなあ!
by parlophone (2006-07-20 01:20) 

路傍の石

parlophoneさんのブログはいつも大盛況ですね。

さて、拙のブリティッシュ・トラッドの入門がまさにペンタングルでした。1980年頃にトランスアトランティック関連の国内のアナログが廉価盤でリイシューされまして、あのときにジョン・レンボーン、バート・ヤンシュのソロも含めて買い込みました。ロックとはまた異なる英国ならではのシリアスな音楽性に惹かれて相当のめりこみましたね。拙はバート・ヤンシュのソロ作もお気に入りでした。

↓ヤンシュの『ROSEMARY LANE』のレビューです。
http://blog.livedoor.jp/mickbanzai/archives/28224099.html

しかし、その数年後黒人ブルースに目覚めてからすべて処分してしまい、紙ジャケ化のときにペンタングルだけはすべて買い戻しました。でも、今の拙の好みからはフェアポートのほうが上なんですね。ジャッキー・マクシーも昔は好きでしたけど、存在感ではサンディー・デニーが遥かに上回ると個人的には思ってます。

Refugeeさんがおっしゃるとおり、ペンタングルはファーストが何といっても最高です。サウンドが、CDで聴いてもスタジオの空気感が伝わってくるような鮮度で、これは拙もオリジナル盤で欲しいところです。

それとparlophoneさんには、もしご興味がおありででしたら4月に紙ジャケ化された初期のスティーライ・スパンもお奨めしたいです。ダークで重いサウンドが好みを分けますが、トラッド畑のギタリストでは1,2位を争う名手マーティン・カーシーのプレイのインパクトはかなりのものです。どれか一枚となると難しいですが、2ndの『PLEASE TO SEE THE KING』でしょうか。

拙ブログでちょっとだけスパンについて触れてますのでご参考までに。
http://blog.livedoor.jp/mickbanzai/archives/50483429.html
by 路傍の石 (2006-07-20 12:32) 

MORE

>ぼくは『Sweet Child』は聴いたことないですね~。
>ストイックな上に2枚組!(笑。
>でもチャールズ・ミンガスの曲も入ってるみたいだし、
>今度紙ジャケ見つけたら買ってみようかなあ^^

このアルバム、2枚組ですけどあっという間に聴けますよ。
ライヴとスタジオ録音が混ざっています。
Jazzyなペンタングルがお好きでしたら必聴ですね。
それからソフトマシーンのファーストと共通な曲が入っているところが個人的に「おおっ!」なのでした。(謎爆)
私のアナログはUS盤オリジナルですが、音はすこぶる良いです。

サンディー・デニーと言えば名曲Who Knows Where The Time Goesですが、最近マシュー・スィートとスザンナ・ホフスのカヴァー集(泣かせる選曲)でスザンナが歌っていますが、なかなかガールポップな雰囲気になっています…(^^ゞ
by MORE (2006-07-20 15:46) 

V.J.

遼さん。
なんか巷では、Fairportの方が圧倒的に人気があると思っていたので、ここでの皆様が、PENTANGLEの1stを押しているのに嬉しくなってしまいました♪

僕にとっては、PENTANGLEはやっぱ1stが全てって言う位好きな1枚ですね。
BLUESでありJAZZでありサイケ風味すらあり、本当に名盤だと思います。
UK Origも所有していますが、確かに鮮度の高い音ではあります。

FairportはM.スィートしか好きじゃない変わり者なので、コメントできません。つーか、全然来ないんですよねぇ~、S.デニーの声って。
ぴんとこない。

それはオマエの感性だろ!(ひとりつっこみ)
by V.J. (2006-07-20 22:21) 

parlophone

路傍さん、どうもです。

>拙のブリティッシュ・トラッドの入門がまさにペンタングルでした

やはりペンタングルやフェアポートあたりから入る人が多いのでしょうね。

ジョン・レンボーンとバート・ヤンシュはギター弾きならだれでも耳にしたことのある名前で、その2人が在籍したというだけでペンタングルはスーパー・グループたりうるんですね。

ところでスティーライ・スパンは以前東芝から後期?の紙ジャケが出ていたときに、初期のものが出たら買おうと思っていたのですが、先日トレイダー・ホーンといっしょに探すも見つからなかったのでした…残念!

また今度探してみます。
by parlophone (2006-07-20 22:34) 

parlophone

MOREさん、こんばんは!

>2枚組ですけどあっという間に聴けますよ

お、そうなんですか!

>ソフトマシーンのファーストと共通な曲が入っているところが個人的に「おおっ!」

なるほど~。
そういう楽しみもあるわけですね。
しかしペンタングルとプログレって結びつかないなあ~(笑。

>私のアナログはUS盤オリジナルですが、音はすこぶる良いです

おお、そうですか!
ひょっとしてUKプレスとか?
TransatlanticレーベルってUSではどこが出してたんですか?

>マシュー・スィートとスザンナ・ホフスのカヴァー集

わあ、また知らない名前が…^^;
by parlophone (2006-07-20 22:42) 

parlophone

V.J.さん、ご無沙汰してます。
milkちゃんちではニアミスでしたが(笑。

>巷では、Fairportの方が圧倒的に人気があると思っていた

いやあ、やっぱりそうでしょう。
ペンタングルを推す方がこれほどいらっしゃるというのは、やはり素晴らしいというか、ぼくも意外でした。
しかも1stや2ndなんですから、もうぼくなんか恥ずかしい…^^;

>UK Origも所有していますが、確かに鮮度の高い音ではあります。

Coo~、みんなぼくをうらやましがらそうと思って…><

>全然来ないんですよねぇ~、S.デニーの声って。

おお、そうなんですか!?
じゃあ、今度V.J.さんがぴんと来る女性ヴォーカルを紹介してくださ~い^^
by parlophone (2006-07-20 22:49) 

V.J.

今日は珍しくネットの前にへばりついているV.J.です。
自分のコメですが、M.スイートはないですよね・・・
パワーポップでした・・・
I.マシューズでした(爆)

>ぴんと来る女性ヴォーカル
かなりマイナーな人なんですけど(一度、自分のとこでも紹介しましたが)、カレン・ダルトンと言うUSのアシッド・フォークの人がいてですねぇ、元々はDylanとかと、G.ビレッジあたりでやってたみたいなキャリアのある人なんですけど、彼女のVo.決して上手くは無いですが、SOULをわしづかみにされました。
この人は、ストリートでのたれ死んだそうで、地でWide Sideを歩き続けた様なねーちゃんでして、人生の壮絶さが声に出ていて、ちょっとコトバにならない位衝撃を受けました。

あ…タイトルがブリティッシュ・フォークのミューズでしたね(苦笑)
そうなると、やっぱ、シャーリー・コリンズだけは避けて通れないかもですね。基本でありゴールである。
そんな気がします。(すきかどうかは別として)

好きなのは、これまたマイナーかもですが、CLAIRE HAMILLってキュートなおねーさまがおりまして、ISLANDオールスターズみたいなメンツをバックに、とても素晴らしいアルバムを出してたりもします。
彼女の、ONE HOUSE LEFT STANDINGは必聴ですぜ。。。

で、フォークじゃなきゃ、キャロル・グライムスかなぁ~
UKのジャニス達の中じゃ、M.ベルとかも…
とめどなく脱線しそうなので、この辺にて失礼致します。
by V.J. (2006-07-21 01:08) 

hamakaze_ataru

遼さん、こんにちは。
milkさんのブログによれば・・・出張とのことですが、福岡の雨はどうですか?ニュースの映像見る度に2年前の水害が思い出されます。
今日は麻、出かける用事無かったので、ぼんやりしてたら、ピーター・バラカン聴くの忘れてしまいました。友人もウエスタンブーツリペアマンのクロウポイントさん(20日ブログデビュー)がリチャード・トンプソンのDVDあるようなので借りて観ようかと思います。
アマゾンにサンディー・デニーの5枚組BOXがあったけど、ヴィジュアル的にいいし、欲しいなぁ〜
by hamakaze_ataru (2006-07-22 11:04) 

MORE

>TransatlanticレーベルってUSではどこが出してたんですか?

US盤はRepriseからで、2RS-6334です。

>>マシュー・スィートとスザンナ・ホフスのカヴァー集
>わあ、また知らない名前が…^^;

Matthew Sweet(Ian Matthewsとは無関係…)はパワーポップの継承者(?)でして、ブライアン・ウィルソンのトリビュートではSail On Sailorを歌っています。
彼のアルバムGirlfriend(最近2枚組になって再発)はRevolverのサウンドが好きな方には涙モンです。
で、彼がバングルズのスザンナ・ホフスと一緒になって作ったアルバムがこれです。

http://www.amazon.com/gp/product/B000EQ5QFE/sr=1-1/qid=1153536158/ref=pd_bbs_1/002-2036655-1474451?ie=UTF8&s=music

ついでに…私の好きな女性ヴォーカリストですが。

Jennifer Warnes
Eva Cassidy
Thea Guilmore
Madeline Peyroux
Eden Atwood

他にも色々いますが、まあ今日の気分は以上です。
by MORE (2006-07-22 11:46) 

parlophone

V.J.さん、レス遅くなって申し訳ありません。

>カレン・ダルトンと言うUSのアシッド・フォークの人
>彼女のVo.決して上手くは無いですが、SOULをわしづかみにされました

おお、それはぜひ聴いてみたいです。

>やっぱ、シャーリー・コリンズだけは避けて通れないかもですね
>基本でありゴールである。そんな気がします

なるほど~。そうなんですね。
ぼくは個人的にはアン・ブリッグスにとても興味があるんですが(まず彼女の顔が好き…爆)、どうですか?

>CLAIRE HAMILLってキュートなおねーさまがおりまして
>彼女の、ONE HOUSE LEFT STANDINGは必聴ですぜ。。。

う~ん、宿題が多すぎて…。

>フォークじゃなきゃ、キャロル・グライムスかなぁ~

あ~、やっと知ってる名前が(笑。
彼女の『オールド・ハット』は去年の8月20日に取り上げました。
よかったら覗いてみてくださいね。
http://blog.so-net.ne.jp/parlophone/2005-08-20
by parlophone (2006-07-22 19:33) 

parlophone

大安さん、どうもです。
雨のほうは昨日の昼ぐらいからすっかり上がって、きょうはまるで梅雨が明けたかのような快晴でした。
新潟のほうはいかがですか?

>リチャード・トンプソンのDVD

おお、それは見てみたいですね~。

>アマゾンにサンディー・デニーの5枚組BOX

うひゃ~、それはすごい~~!
ぼくのほうはあまりに多い宿題のせいでパニクってます^^;
by parlophone (2006-07-22 19:36) 

parlophone

MOREさん、どうもです。
ご丁寧なレス、ありがとうございました。

>彼のアルバムGirlfriend(最近2枚組になって再発)は
>Revolverのサウンドが好きな方には涙モンです。

おお~、それは興味あります。
ぜひ聴いてみたいです。

>彼がバングルズのスザンナ・ホフスと一緒になって作ったアルバムがこれです

ちょっと聴いてみましたが、なかなかおもしろそうなアルバムですね~。

>ついでに…私の好きな女性ヴォーカリストですが。

ひゃ~、Jennifer Warnesしか知りません。
お手やわらかに…^^;
by parlophone (2006-07-22 19:43) 

hamakaze_ataru

遼さん、こんにちは!
新潟は昨日も今日も梅雨を忘れてしまったかのような空になっています。
遼さんトコ、天気予報みる限りでは注意が必要って状況みたいですが、大丈夫でしょうか?
一昨日、友人からVashti Bunyanの「Just Another Diamond Day」を借りて聴いているのですが、アメリカ志向なモノを中心に聴いてきたワタシには、正直退屈だったのですが、何度か繰り返し聞いてるうちに、馴染んでくる不思議な感覚。こうしたポップ感のあまり無いフォークって、きっと一旦ハマってしまうとドンドンUKフォークに森に迷い込みそうでコワいです(笑)

Jennifer Warnes好きですよ〜。
by hamakaze_ataru (2006-07-23 11:06) 

parlophone

大安さん、お気遣いありがとうございます。
先ほどから本格的に降り始めました。
とりあえず心配はないんですが、九州南部のほうではずいぶん被害も出てるようなので、そちらにお住まいの方が心配ですね。

>Vashti Bunyanの「Just Another Diamond Day」

ヴァシュティ・バニヤンって渋いというよりメチャメチャ地味という感じですよね。
このあたりにはまると、たしかに「ブリティッシュ・フォークの深い森」という感じで、帰れなくなっちゃうかも…^^;
by parlophone (2006-07-23 16:59) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。