二つの訃報 [追悼]
おととい(7月12日)の朝刊に二つの訃報が並んだ。
以下、朝日新聞の記事を引用する。
元ピンク・フロイド シド・バレットさん
(英国の元ロックミュージシャン)英BBC放送によると、7月初旬に死去、60歳。死因は不明だが、近年は糖尿病を患っていた。
65年にロジャー・ウォーターズとともにロックバンド「ピンク・フロイド」を結成。しかし薬物の影響で精神的に不安定となり、1枚目のアルバム「夜明けの口笛吹」(67年)に参加後、68年に離脱。その後数枚のアルバムを発表しただけで、余生を過ごしていた。 (共同)
ジューン・アリスンさん
(米女優)AP通信によると、8日、呼吸器系疾患で死去、88歳。
1917年ニューヨーク生まれ。ブロードウェイのコーラスガールなどを経て女優に。40~50年代に「甦る熱球」(49年)、「グレン・ミラー物語」(54年)などに出演、朗らかなキャラクターで「米国人男性があこがれる理想の妻」と呼ばれた。 (共同)
ぼくがリアル・タイムにフロイドを聴き出したのは『原子心母』からで、そのときシドはもうすでに向こうの世界の人だった。
初期のフロイドにとって大変重要なロック・ギタリストだったことはわかるし、彼の死はやはりショックだが、リンクをさせていただいているブログでもたくさんの方が追悼の記事を書いていらっしゃるので、ここではジューン・アリスンについて書く。
ぼくは『グレン・ミラー物語』のほかにはもう1本しか、彼女の出演作を見たことがない。
それも何だったかはもう忘れてしまった。
しかし『グレン・ミラー物語』の彼女はほんとうに魅力的で、「理想の妻」と呼ばれるのもよくわかる。
けっして美人ではないがチャーミングで神経の行き届いた、心優しい妻(恋人)にぴったりの人だった。
怒った顔も魅力的で、ちょっぴり微笑んでくれるともうそれで凍った気持ちも溶けてしまうような、優しい魅力に富んだ女性を演じていた。
ご冥福をお祈りします。
(画像はいずれも映画『グレン・ミラー物語』から)
私はふたりともとっくに亡くなっているものと思っていたので、新聞の訃報記事を読んで「亡くなったんだー」じゃなくて「あ、まだ生きてたんだ」と逆に思ってしまいました。笑うところじゃありませんが、不謹慎にも苦笑してしまいそうでした。
いずれにしろ、残念なことです。ご冥福をお祈りいたします。
by MASA (2006-07-15 02:12)
>ふたりともとっくに亡くなっているものと思っていたので
最近は二人ともめったに話題になることもありませんでしたよね…。
でも新聞の追悼欄で
「シド・バレットさん」
えっ!! とうとう?
「ジューン・アリスンさん」
え!
ふたりもいっぺんに??
と思ったのもつかの間、そのあとにネットで
「甲斐智枝美さん」
え?ええっ?! まだ若いよね?
と思ったのでした…。
by parlophone (2006-07-15 02:49)
はじめまして。大安洋行さんのところから飛んできました。
出張中で新聞を読まなかったので、この訃報を始めて知りました。ご冥福をお祈りします。
by ベアトラック (2006-07-15 15:53)
ベアトラックさん、はじめまして。
ようこそいらっしゃいました、管理人の遼(parlophone)と申します。
よろしくお願いします。
MASAさんは「まだ生きてたんだ」なんて不謹慎なこと言ってますが(笑)、
やっぱり惜しい人を亡くしましたよね。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
by parlophone (2006-07-15 22:42)
こんにちは。
大道芸観覧レポートという写真ブログをつくっています。
昭和40年夏のベストヒットなどもとりあげています。
よかったら、寄ってみてください。
http://blogs.yahoo.co.jp/kemukemu23611
by kemukemu (2007-01-20 21:25)
kemukemuさん、こんばんは~。
初めまして、管理人の遼と申します。
よろしくお願いいたします。
「大道芸観覧レポート」とはおもしろい趣向ですね。
あとで寄らせていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
by parlophone (2007-01-21 20:26)