今月のCD [モダン・ジャズ・ジャイアンツ]
3月にリリースされるストーンズの紙ジャケと、5~6月のサンタナの紙ジャケに備えて、なるべく出費を抑えなくちゃいけない。
(う~ん、我ながら健気だ~。いつまでつづくやら^^)
今月の紙ジャケは(去年リリースの『アルゾ&ユーディーン』を除けば)『ソフト・マシーン』1枚で終了。
このCDについてはまだ未聴なので次回に回すとして、今日買ったもう1枚のCDは以前から気になっていながら買い逃していたコレ!
『Dizzy Gillespie Charlie Parker Town Hall,New York City,June 22,1945』と題された1枚だ。
今月号の『レココレ』、「リイシュー・ベスト10/5」のジャズ編でも大村幸則さんが第4位に挙げていらしたが、正確にはこれはリイシューじゃなくてニュー・リリースじゃないのかな。
お、Amazonを覗いてみると「一部イタリーの"Philology"からリリースされていた」と書いてある。
そうだったのか。
ジャズをダンス・ミュージックから鑑賞に値するモダン・ジャズへと変革させたディズとバードだが、じっさいの共演は思いのほか短期間で、とくにスタジオ・セッションはMusiclafft~GUILD原盤でのちSAVOYからリリースされたガレスピーの『GROOVIN' HIGH』に収められた5曲(1945年2~5月)、Belltone原盤でのちにSAVOYに収められたスリム・ゲイラード(vo)のセッション6曲(45年12月)、Verveの『bird and diz』の10曲(1950年6月)など、ほんとうに数えるほどしか遺されていない。
このCDはMusiclafft~GUILDセッションの直後にニューヨークの「タウン・ホール」で録音されたもので、ガレスピーの「Bebop」、「チュニジアの夜」、「ソルト・ピーナッツ」、タッド・ダメロンの「Hot House」など7曲を収める(うち1曲はパーカー不参加)。
なにしろ60年前のライヴ録音ということで音質が気になるところだが、最初のアンサンブルこそ音が不鮮明で一瞬不安がよぎるものの、ソロになるとがぜん明瞭に音が立ち上がってきて、ブートとは完全に一線を画す音質なのがうれしい。
そしてなによりもバードの調子のよさ!
たとえば「チュニジアの夜」のテーマの後、ソロの最初の16分音符の急速調のパッセージなど、思わず胸が熱くなる。
とくに「ソルト・ピーナッツ」のソロは圧巻!
ディジーもパーカーに負けじと熱いソロを展開するし、アル・ヘイグのピアノもバップ・イディオムを消化した溌剌としたトーンを持っている。
32ページのブックレットも(英文なのでよくわかんないけど^^;)貴重な写真も満載で、これは買いです!!
(偶然かもしれないが写っている聴衆はみな白人に見える)
帰ってきてもう3回も聴いちゃった^^
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お知らせ
21日の記事のタイトルを「『バングラデシュ』のシリアル・ナンバー」に改めました。
ご了承ください。
おおっ、遼さん、このCD入手したのですか!このCD・・・秋頃、モンク/トレーンをアマゾンで入手した時、「これも併せて買うと~$」というお勧め盤になってて、けっこう魅かれるものありましたが、アマゾンのそういう消費マーケティング?にノセられるのもイヤだったので(笑)まだ未入手のままだったです。
音質も大丈夫とのこと。ステージの写真も・・・そっけないくらいのドラムなんかのセッティングや一番前までせり出した感じが、なんかリアルですね(笑)
これは・・・やはり聴いてみたくなってきたなあ。
by bassclef (2006-01-25 22:24)
あ~、思い出しました!
ぼくもそうだった(笑。
「ゲッ、こんなものも出てる!」と思ったんだった(笑。
そのままずーっと「のどに刺さった小骨」みたいに気になってたんです。
(最近だれかがこの表現使ってたんだけど、誰だったかなあ)
これ、はっきり言って買いです(←って上にも書いてるな^^)
モンク&トレーンに負けず劣らずスリリングですよ!
音も心配したほど悪くありません。
ぜひぜひGETしてみてください^^
by parlophone (2006-01-25 23:36)
> 32ページのブックレットも(英文なのでよくわかんないけど^^;)
> 貴重な写真も満載で
辞書片手にでもいいので、是非読破してください (笑)
特に後半部分はレコードコレクターにとってはわくわくさせられる
ストーリーです。
by Shaolin (2006-01-27 18:41)
Shaolinさん、了解です。
なんとか頑張って読んでみますね!!
by parlophone (2006-01-28 03:03)