国内盤ジャケの怪 『リヴォルヴァー』篇

先日、『REVOLVER』の矢印帯を手に入れてぼんやりとレコードを聞いていたときのことだ。
（ちなみに最近ビートルズのレコードを聴くと、ついつい「音」を聴いてしまって「音楽」を聴くことがおろそかになってしまう(笑)。でもそのときは久しぶりに何も考えずに「音楽」を聞いていたのだ。）
ぼんやりとジャケットを眺めているうちに、散りばめられたたくさんの写真のうちの1枚に目が留まった。
ジャケットのちょうど中央あたり、
探検隊がかぶるような帽子をかぶった少年の写真……。

な、なんじゃこりゃあ～！
あ、あまりにも不気味……。

　　　
　　　　　　　（画像をクリックすると拡大しますが、後悔しても知らないよ…＾＾;）

今までなんとなくジョージの子どものころの写真なのかな……と思ってみていたのだが、こんなに不気味な写真だったのか？(ついでに後ろのジョンもちょっとコワイよね…。)
そう思ってオリジナル盤のジャケットを取り出してみた。

う～ん、暗くて黒がつぶれているがこんなに不気味な写真ではないぞ。

　　　

よっく見てみると、国内盤矢印帯のジャケは修正がされているのだ。
ポールの髪やジョンの髪、ヒゲや眉にまでご丁寧にこまかくスジを入れてある。

　　　

それに合わせて少年の目や髪の部分も黒く塗ってあるのだ。
あ～、びっくりしたあ。
で、国内初盤やそのあとのフォーエヴァー帯を見てみたが、修正があるのはこの矢印帯だけだった。
不思議だなあ。

以前掲示板で一応、リアルタイム体験者さんが、モービル盤『with the beatles』の修正ジャケについて述べておられたが、そのときに「ぼくも修正ジャケ持ってます」といってたのがこれ(笑)。
てらださん、がっかりさせてごめんなさい。

タグ：クラウス・フォアマン 『リヴォルヴァー』 ビートルズ 謎変ジャケット

コメント 15

面白い発見をしましたね！私もリボルバーの日本盤を持ってますが、帯がなかったので矢印かどうかは不明ですが、今日見て見ますね。

ほんとに・・・・ちょっと不気味かも＾＾
by 黎 (2005-08-03 10:34) 

レイコさん、どうもです。
おもしろいでしょう？
ほんとにぼぉーっとして聞いてたので、最初はのけぞっちゃいました！
ちなみに矢印帯はコーティングのある厚紙ジャケ、フォーエヴァー帯はコーティングのないペラジャケです。
レイコさんのはどっちかな(笑)。
by parlophone (2005-08-03 13:03) 

ぶはははっ！
いやぁ、それにしても物凄い修正でございますね〜
手元の旗帯ペラジャケを見ましたらなんと修正してあります。
しかもジョージの右目のあたりが黒く塗りつぶされてますですよ。
もしかしたら、修正の修正かもしれないですね。
面白い発見ありがとうございました！！
by タコ星人 (2005-08-03 22:34) 

タコ星人さん、どうもです。
楽しんでいただけたようでうれしいです。
6月28日にブログを開始して以来、初めてのビートルズ・ネタがこれというのもなんですが…(笑)
えっ？！
旗帯ペラジャケも修正があるんですか？！
それは買わなきゃ！　(←ヲイヲイ)
by parlophone (2005-08-03 23:11) 

おー、こわっ！
前髪パッツンでどことなく子供の頃のモックンみたいだあ〜（笑）。
しかし、一体いつ頃からいつ頃までのジャケにこの修正があったんですかね。
全然知りませんでした。
誰か究明して下さい（笑）。
by MASA (2005-08-03 23:21) 

びっくりです～、よくよく見ると、かなり不気味もいいとこですね。
ウオーリーを探せ、まではよかったですが、これで今晩は眠れんです（笑）
by たまち (2005-08-03 23:52) 

MASAさん、たまちさん、どうもです。
おふたりもご存知ありませんでした？
いやあ、ぼくが第1発見者か、うひゃうひゃ（んなわけねーだろ）。
初盤(修正なし)→矢印帯(修正あり)→FE帯(修正なし)→旗帯(修正あり)
となるんでしょうかね。
どなたか国内盤の詳しい検証をぼくからもお願いします！
by parlophone (2005-08-03 23:59) 

き、気持ち悪いですねぇ、これ。
僕が持ってるロシア盤のリボルバーはデザイン自体がムチャクチャでしたけど．．．こういう微妙な違いの方が実はインパクトあったりします。まるで心霊写真を見ている感じです。

リボルバーついでにお願いがあるんですけどよろしいですか？
“Got To Get You Into My Life”についてちょっと気になることがありまして。ぜひとも遼さんや皆さんの力をお借りしたいんです。こちらの記事にＴＢさせて頂きましたので、よろしくお願いします。
by Kenny (2005-08-05 00:13) 

Kennyさん、どうもです。
>き、気持ち悪いですねぇ、これ。
>まるで心霊写真を見ている感じです。
あ、それだ～！　心霊写真だ～！
「この違和感はなんだろう」と思いながらジャケットを手にとって、まじまじと見たときに、最初に感じたのはまさに心霊写真を見たような不気味な感じでした…。
心霊写真とは言いえて妙ですね！
by parlophone (2005-08-05 00:24) 

いつもの習慣でＢＢＳの方を拝見していたのでこちらを拝見するのが
遅れてしまいました。

しかし、これはスゴイ発見ではありませんか！！！

私も手持ちのもので１枚だけ発見しましたが、言われなければ
ほとんど気が付かないですね。
しかし、これは本当に面白い発見です。

たしか「フリー・アズ・ア・バード」でジェフ・リンが自分の弾いた
ギターの音と入れ替えた部分があるという噂があるけれど
東芝の担当者も自分の書いたヒゲがビートルズのアルバムとして
何万枚も売れたのは、さぞ嬉しかったでしょうね。
by てらだ (2005-08-09 20:35) 

てらださん、よろこんでいただけたみたいで光栄です＾＾

>たしか「フリー・アズ・ア・バード」でジェフ・リンが自分の弾いた
>ギターの音と入れ替えた部分があるという噂があるけれど

そんなうわさがあったんですか？！
知らなかったなあ～。
by parlophone (2005-08-09 21:18) 

遼さん、こんばんは。

トラックバックさせていただきました。
「REVOLVER」、やっぱりいいぞ、ということで
本日のブログに取り上げました。
リアルタイムではない僕には「SGT」は
やや時代に寄り添い過ぎちゃってるのかなと。
大好きではあるのですが。
「REVOLVER」のほうがメロディアスで普遍的なロック感を
感じるんですよね。

しかし遼さん妙なもの発見しましたね～。
だからビートルズは面白いな。
by ouichi (2007-10-09 02:18) 

ouichiさん、どうもです。

>「SGT」はやや時代に寄り添い過ぎちゃってるのかなと。大好きではあるのですが
>「REVOLVER」のほうがメロディアスで普遍的なロック感を感じるんですよね

なるほどね。
リアルタイムに聴いてきた人間からすると『REVOLVER』あたりから、そろそろついていけない人が出てくるんですよね。
『HELP!』までは全員ついてきた(笑。
『RUBBER SOUL』になると、2割ぐらい「あれれ？」という人が出てきて、そういう人たちは『REVOLVER』になるとついていけない。
けっきょく3割ぐらいは脱落した…そんな感じです。

それぐらい急激にビートルズは変化していったし、ロックを変化させていったと思うんです。
でも21世紀の今から見ると、「メロディアスで普遍的なロック感」(笑。
じつにおっしゃるとおりですね！
by parlophone (2007-10-09 23:00) 

この記事にTBしたいと思っているのですがなぜかエラーではじかれます。
ので、コメントにて連絡いたします。

by 氷春友 (2009-09-06 16:17) 

氷さん、こんばんはー。

いまソネブロはこちらが承認しないとトラバが反映されないようになってます。
さきほど承認させていただきましたので、すぐに反映されると思いますよ。
今後ともよろしくお願いします＾＾
by parlophone (2009-09-06 22:38)