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今月買った紙ジャケ・その他 [紙ジャケ]

きょうは最近買ったCDをまとめてご紹介しておきたい。
まず左奥から。
なんだかんだ言ってけっきょく天神タワレコに入荷していたキース・クリスマスの『BRIGHTER DAY』。
キース・クリスマスは70年代の中ごろに活動したエスペラントというプログレ・バンドのヴォーカリストとして日本で知られている人のようだ。
本作は74年にリリースされた4枚目のソロ・アルバムだそうだが、ピート・シンフィールドがプロデュースにあたり、3曲ではグレッグ・レイクも共同プロデュースしているところから、プログレ・ファンに有名なアルバムらしい。
ぼくの友人も、ぼくが買ったといったら「貸して!貸して!」と飛びついてきた(笑)。
中味はプレグレ風味はほとんど感じられず、わりとホンワカしたムードのファンキーで抒情味もあるアルバムだ。悪くない。

右奥はあやうく買い忘れるところだったゲイリー・バートンとチック・コリアの『CRYSTAL SILENCE』。
ぼくにとって初期のECMというとキース・ジャレットよりチック・コリアのイメージの方が強い。
このアルバムも「カモメ」と並んで、ぼくが紙ジャケ化を待っていたものだ。

デュオというのはただ聞いている分にはまるでそういうふうには聞こえないが、とてもスリリングな音楽だと思う。
実際に演奏しているところを見ると(ヴァイオリン・ソナタなんかでもそうだが)、ふたりの演奏者の呼吸が合わなければ「音楽」にならないということがよくわかるわけで、そこにはお互いの呼吸や胸の鼓動を感じながら一つの音楽を創り上げていくというスリリングさがある。
(余談だけどジャクリーヌ・デュプレとダニエル・ヴァレンボイムなんかも、お互いを見つめて演奏しているうちに恋に落ちちゃったんだろうな…笑)。
このアルバムはそのスリリングさを昇華して清冽な美しさを生み出したECM初期の傑作である。
白夜のオスロ?を捉えたジャケ写も美しい。

真ん中はいうまでもなく『JEFF BECK LIVE』だ。
当初ネット通販のみだったが来日記念盤として急遽リリースされたというもので、来日公演に行けなかった者としては、こういうのでも聴いてみずからを慰めるしかない。
とはいえ、2003年の9月の録音なのでメンバーも違えばセットリストも違う。
ヴォーカリストがいないから「Going Down」あたりが聞けないのはしょうがないが、「ベックス・ボレロ」も「悲しみの恋人たち」も入ってないのだからやっぱり淋しいなあ……。
やっぱり来日公演のブ○ト買おうかナーン(笑)。

さていちばん手前はロシア製紙ジャケかなあと思って買ってみたら違った、という代物。
アウトレット・モール「天神レコード・パラダイス」というところで1,280円で売っていたもので、フロント・カヴァーはヴィニール・コーティング、裏は3辺折り返しのフリップ・バックを再現したステレオ盤だ。
ゴールド・ディスク仕様で、インナーはゴールド・パーロフォンをあしらった、なかなかこだわったCDだ。
音源はおそらくゴールド・パーロフォンを盤起こしで収録しているだろうと思ったのだが、プレイヤーにセットしてもTOCを読み取らない。
しょうがないか~、アウトレット・モールだもんなあ(って、ヲイヲイ)。
ちなみにCD-Rではなく、ちゃんとしたプレスCDである。


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黎

やっと、紙ジャケのコメントが私にも書くときが来た!あまり持ってないのでコメントするにも出来なかったんですよ。
「Please Please Me」の紙ジャケ、同じのを持ってます!私はディスクユニオンで買いました。最初は「あれ?ビートルズの紙ジャケなんて出てたっけ?」と思っていましたが、面白そうだったので買いました。結構オリジナル盤に近い感じですよね。ゴールド・パーロフォンのインナーもいかしてる^^
CDレーベルも凝ってくれたらよかったのにと思います。これって・・ブートなんですかね・・^^
by (2005-07-29 10:50) 

氷春友

ブログでは、はじめまして!
「Please Please Me」の紙ジャケット、私も同じのを持ってますよ!
でも私が買った時は1,280円以上したような記憶が・・
by 氷春友 (2005-07-29 15:44) 

parlophone

レイコさん、氷さん、どうもです。

>CDレーベルも凝ってくれたらよかったのにと思います。
ほんとですよね。

>これって・・ブートなんですかね・・^^
はい、しっかりブートです。

>でも私が買った時は1,280円以上したような記憶が・・
あはは、でもちゃんと再生はできるんでしょう?
ぼくのはTOCを読みに行きませんから、まったく再生できません。
で、音はどうなんでしょう(笑)。
やっぱり盤起こしですか?
by parlophone (2005-07-29 22:02) 

氷春友

TOCを読みにいきませんか…残念ですね。
傷がついちゃったりしたんですかね。
私のは再生できます。
音ですが…スクラッチノイズがやや大きいような気がします。
by 氷春友 (2005-07-30 11:50) 

Y.Z.

こんばんは、遼さん。
『Please Please Me』も『Jeff Beck Live』も良いんですけど、いい加減
クラプトンの『There's One In Every Clowd』のレヴューをやって下さいよ!
実は私、隠れ『There's~』ファンなんです(笑)。紙ジャケは持ってませんが
UK初回盤のLPを所有しています。それ程、凄いアルバムとは思いませんが
聴けば聴くほど味わいのある作品だと思います。
by Y.Z. (2005-07-30 22:04) 

parlophone

Y.Z.さん、どうもです。
>いい加減クラプトンの『There's One In Every Clowd』のレヴューをやって下さいよ!

ひぇ~、申し訳ないっす。
7月10日のブログにも書きましたがジャケットの写真が難しくてですね…。
あの特殊な顔料をつかったジャケットがなかなかうまく撮れないんだなあ。
でもね、ぼくはクラプトンのソロのなかではいちばん好きです!
もう少し待ってくださいね^^;
by parlophone (2005-07-31 00:39) 

parlophone

氷さん、どうもです。
キズではなさそうなんですが、ちょうどTOCを記録するゾーンあたりに、金メッキが流れたような痕があるので、それで読めないのかもしれません。

>音ですが…スクラッチノイズがやや大きいような気がします。
氷さんがお持ちのオリジナル盤と比べてどうですか?
by parlophone (2005-07-31 00:47) 

Y.Z.

了解しました。
>あの特殊な顔料をつかったジャケットがなかなかうまく撮れないんだなあ。
分かりますが、あんな洒落っ気のない地味なジャケを綺麗に撮るのは
ちょっと無理があるんじゃないですか?しかし期待して待ってますね!
by Y.Z. (2005-07-31 08:00) 

parlophone

>あんな洒落っ気のない地味なジャケを綺麗に撮るのは
>ちょっと無理があるんじゃないですか?

そうなんですよね~。
でももうチョイ頑張ってみますね!
見捨てないで気長にお待ちください^^;
by parlophone (2005-07-31 21:46) 

lonehawk

遼さん、こんばんは~。
本日ジェフ・ベックのライヴCDの記事をアップしたので、こちらにTBさせて頂きました。
このCDは6月末の発売だったので6月頭には注文したのに、一緒に頼んだCDの在庫確認に時間がかかったおかげで我が家に到着したのが7月の下旬でした。
しかも時間がかかったCDは結局在庫切れでした。ガックリ。

ちなみに、『フェスティヴァル・エクスプレス』DVDもまだ来ません。
今週中にはなんとか我が家に着くようですが・・・。
到着次第特典映像を中心にレポートする予定です。
by lonehawk (2005-08-02 01:06) 

parlophone

lonehawkさん、トラバありがとうございました。
こちらからもトラックバックさせていていただきました。
『フェスティヴァル・エクスプレス』DVD、早く届くといいですね。
lonehawkさんのレヴューが楽しみです^^
by parlophone (2005-08-02 01:36) 

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